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男、HPVワクチンを打つ


HPVワクチン一回目打ってきました!

2024/10/30に、銀座にある産婦人科「Third Clinic Ginza」で、人生初(ものごころがついてから)の産婦人科受診を経て、HPVワクチン一回目打ってきました!今回接種したのは「9価ワクチン」で、3回の接種で合計約10万円という高額なものでしたが、打つことを決めました。



打つまでの悩み

実はこのワクチンを打つかどうか、1年近く悩んでいました。しかし、「がんになるリスクを有意に下げることができる」という医学的なメリットを考えたとき、その効果はお金には代えられないと感じました。特にHPV関連のがんは予防可能であるにもかかわらず、予防しないことで命に関わることがあります。そう考えると、この10万円は「未来への投資」だと自分を納得させることができました。


現状への疑問

一方で、男性がHPVワクチンを接種する場合、現状ではほぼ全額自己負担となることには疑問を感じます。女性に無料接種の機会が広がっている一方で、男性への補助はほとんどない。これは予防医療の視点からみても、社会的な公平性の観点からみても課題があると考えています。

HPVワクチンは男性にも有効であり、男性が接種を受けることで、女性への感染リスクを低下させることにもつながります。つまり、これは社会全体の健康を守る行動でもあります。そのため、男性も無料で接種できる仕組みが必要ではないでしょうか。


学生にとっての10万円の重み

現在大学院生として生活している私にとって、この10万円は非常に大きな出費でした。アルバイトや節約で貯めたお金を使う決断は簡単ではありません。それでも、自分や大切な人をがんから守るためには必要な出費だと信じています。


知識の重要性と意識の変革

今回の経験を通して強く感じたのは、「知識がないことがもたらすリスクの大きさ」です。HPVワクチンの存在やその効果を知らなければ、接種するという選択肢すら考えられなかったかもしれません。また、周囲で男性が接種している例が少ないことも、このワクチンへの認知がまだ不十分であることを示していると思います。

性別を問わず、誰もが必要な医療情報にアクセスできる社会を目指すべきだと感じました。そして、このような「良心」だけではなく「知識」を持つことで、自分や周りの人を守れる選択をしていきたいと思います。


最後に

ワクチン接種に迷っている方がいるなら、ぜひ情報を集め、医師や専門家に相談してみてください。そして、社会全体でHPVワクチンの重要性を広め、より多くの人が予防医療の恩恵を受けられる環境を作っていけることを願っています。

男性も女性も、HPVワクチンを打つべし!